まいにち、げんきで、おいしく。
竹鶏ファームは、宮城県白石市・蔵王のふもとに位置する、約40,000羽のにわとりを育てる、たまご農家です。
創業し半世紀以上が経ちました。多くのお客様に評価いただいているのは、私たちの大切なたまごや鶏肉をより魅力的な姿で届けてくださっている外食業界や小売店、個人店を営まれている皆様、そしてご愛食いただいているお客様のおかげです。
竹炭のチカラを餌や水に取り入れたこだわりの育て方で健康に育ったニワトリからうまれてきた卵「竹鶏たまご」は、生臭みが軽減され、卵の濃厚さとスッキリした味わいを楽しめる、まいにち食べたい!と評判を頂けるようになりました。
当時名高いホテルのシェフがわたしたちの生産するたまごを気に入ってくださり、口コミと共に少しずつ販路が広がり、様々な業態の飲食店さま贔屓にしていただいています。
今では売上の7割ぐらいが外食業の皆さんへの卸であるわたしたちは、今回、新型コロナウィルス感染症の影響により、他聞に漏れず大分打撃を受けています。
ニワトリたちは毎日かわらず、今日も、元気においしい卵を産んでくれています。
竹鶏たまごを、まいにち食べたいと言ってくれるファンの方もいます。ですが、自粛要請と不安から外出をできなかったり、おいしく食べられる外食も自粛により、これまでのようにお届けできません。宮城県内や全国から、そう簡単に白石市の片田舎にある直売所に足を運んで欲しいと言うこともできない現状があります。
考えた末に出た結論が「出前たまご」でした。
来てください、と呼びかけることはできないけど、私たちには業務用の配達トラックがあり、活かして自分たちで直接お届けすることができる。
生産者と生活者と繋がり支え合うCSA(地域支援型農業)という考え方があります。
支えてくれるお客様は近くに沢山いて、そのお客様ともっと向き合わないといけない。地域に根付く生産者にとって一番大事なことだと改めて思い知りました。
そして竹鶏たまごを広めてくれた飲食店の皆さんがいたことが、この出前たまごをする上でとても追い風になっています。今、自分たちがこの状況では何も出来ませんが、出来ることから恩返ししたいと考えています。
今までの方向性を見つめ直す良いきっかけになっていますが、新型コロナの深刻さどれだけ続くかわかりません。
今できることは、4 万羽の鶏たちを守ること、働く仲間を守ること、そしていつもと変わらない愛情たっぷりの美味しい卵をつくることに尽きます。
どんな時も「卵を必要としている人へお届けする」ことしかございません。
卵の栄養が、おなかを満たし、笑顔を作っていくことで免疫力を上げて、心も体も健康なくらしが送れるお手伝いができますように。
私たちはこの環境を乗り越えて、続けていきたいと考えています。この想いを受け取って下さったときには、ぜひ、ご賞味ください。