にわとりを育て、生まれたタマゴをお客様に届ける仕事。
毎日にわとりと向き合い、タマゴを出荷する日常が当たり前になってしまいます。しかし、ふと我に返って〝何のために〟この仕事をしているのか見つめてみた時、タマゴを届けることが目的ではないことに気付かされます。その先にあるお客様に「幸せ」と「健康」を届けること。それが私たちの目的であり〝何のために〟です。健康なにわとりを育て、タマゴを届けることは、そのための手段でしかないのです。
江戸時代から明治時代にかけて活躍した近江商人。その心得として説かれたのが、「三方よし」という〝売り手よし、買い手よし、世間よし〟の理念です。当事者の売り手と買い手だけでなく、その取引が社会全体の幸福につながるものでなければならないと近江商人は言っています。竹鶏ファームでは、創業時から今までの長きに渡り、地域の皆さんに愛され、支えられてきました。「世間」を「地域」と捉えることで、より地域に根付き、地域に軸足を置いた経営をしたいと考えています。
また、私たちが何よりも大切にしていることは、「となりのお宅からタマゴを買ってもらうこと」です。どんなに、商売がうまくいっていても、1番近くにいるお客様にそっぽを向かれたのでは、本末転倒だと考えます。
現代日本は、飽食の時代と言われ、世の中には食べ物が溢れています。しかし、決して忘れてはいけないことは、人間は食べることで命をつないでいるということ。当たり前にモノが溢れ、何でも手に入る世の中だからこそ考えなければいけません。今あるものに感謝し、幸せを感じる心を持つこと。心の持ちようだと思います。
私たちは、タマゴという〝いのち〟を扱い、タマゴによって生かされています。その命とは何なのでしょうか?それは「人のために何かをする時間のこと」だと思います。私たちは、いのちを未来へつなぐバトンランナーです。ですが、ただのバトンランナーではありません。そのバトンに想いを乗せていかなければなりません。そして〝いのち〟という「人のために何かをする時間」を使って出した答えを、バトンに乗せて未来へつないでいかなければなりません。私たちの使命は、タマゴを通じて命の大切さを伝え、命という限りある時間で、私たちに何が出来るのかを考え、未来に伝えていくことであると考えています。
私たち竹鶏ファームがなにで1番になりたいのか?
それは、売上高や規模で1番を目指すのでなく、「ありがとう」と言われる数で日本で1番になりたいと思っています。売上や規模を求めることも、もちろん大変重要なことです。売上がなければ養鶏は続けられませんし、それなりの規模がなければ消費者に届きません。ですが、それ以上に大切なことは、買っていただいたお客様に「ありがとう」と言っていただけることだと思います。そのために、私たちが何をしなければいけないのか。「ありがとう」と言ってもらえる美味しいタマゴを作ること、「ありがとう」と言ってもらえるサービスをすること。
「ありがとう」と言ってもらえるためには、まず私たちが「ありがとう」を伝え、感謝しなければなりません。
日本で1番「ありがとう」と言われる養鶏場。
私たちは、この言葉をぶれない柱として、これからもニワトリやお客様と成長していきたいと考えます。